おしゃれスタンダード
どうも、こんにちは。
先週末ミラノサローネへ行ってきました。
ミラノサローネというのは見本市。前回フランクフルトで行ったものも見本市。
フランクフルトは想像していたものとは違い残念なイメージだったんですが、ミラノは一番有名な見本市。同じ分野とはいえど、期待!
行きは、飛行機の件で、深夜にホステルへ到着しました。
夜遅かったんですが、どの人もデザイナーか!?って思っちゃうほどやっぱりおしゃれな街でした。
次の日朝からミラノサローネ。
会場はミラノ市街地から若干離れた場所にあります。
サローネが一般公開されるのは、土日だけ。平日は一般ピーポーは入れません。
会場はやっぱり広い。大きな建物が6つ分。世界各国からいろんなメーカーが集まっていました。
かなり期待して行ったんですが、結果、見本市は見本市でした。
一般販売用の製品が多く、見て「新しい!」とか「なるほど!」とか思うようなものは少なかったですね。どれも同じような製品を見て、訳も分からず「ほうほう・・・」とか言っているイメージ。
他の人は何を楽しんでいるんだろう?という感じでした。
ビジネスで言っていたなら、値段交渉や加工など、製品の根深い部分の話しができて面白いのかもしれませんが、一般公開はそんな感じでもなかったです。
強いての楽しみは、無料のバッグとパンフレット。会場内のそれぞれのブースに会社がそれぞれ持ち込んだものが置いてある。エコバックのようなものから、資料をいれるための段ボール製のキャリーバック、キッチンメーカーは、軽いご飯を振る舞っていました。
ミラノサローネの楽しみはそれだけではありません。
サローネのメイン会場周辺、ミラノ市街地にも多くの企業がそれぞれのことをしています。
どちらかと言うと、いろいろチャレンジしているメイン会場外の方が面白かったです。
ということで、ミラノサローネでした。
実のところ、あんまり写真とって無いんです。
あんまり偉そうに言える訳は無いんですが、あんまり興奮しなかったんです。
目が肥えてしまったと言えば、そうなのかもしれないんですが・・・・。
なんというか、製品の一つ一つが冷たい感じがしました。
義務的に何かをこなしているような感じのデザイン。生き生きしているようには見えませんでした。「売り物」だから、なのかもしれませんが。僕がシャッターを押したのも、それが「名が知れているもの」だから。
イタリア、ミラノはおしゃれな街。
町の人もみんなお洒落。田舎から来た僕みたいな学生には、あまりにも敷居の高い雰囲気。その高さが、なんとなく街の冷たさをつくりだしているような。
お洒落とか、綺麗というのは、良い感じのイメージがありますが、まるでテレビの中を見ているように今そこに居て触るものを突き放して行くイメージを同時に持っている気がします。ショーケースに入った作品は綺麗で、素敵。だけど、触る事が出来ない。さらには、それが、形だけという事もある。
ビジネスをした事の無い僕には、わかりません。仕事ってそういうものなんでしょうかね。見てくれだけ良ければ、それだけでいいような。
もしそれだけなら、僕の居場所はないのかもしれないですねぇ。