イースターサイクル
金曜日からイースター。
復活祭で、ドイツは金曜、土曜、日曜、月曜が休み。
この休み中はお店が全部休み。土曜日だけが開いています。
ミラノ疲れで、がっつり部屋に居る気だったんですが、天気もよかったのでダルムシュタッドから、フランクフルトまでを自転車で走ってみることにしました。
グーグルで調べてみると30キロ。
小学生のころ30キロ先のキャンプ場まで走った経験があったのでだいたいの距離の予想はつきましたが、やや不安。
グーグルマップ片手にスタートしました。
フランクフルトへはいつもと逆方向。のっけから知らない道でした。
しばらく走ると家も少なくなってきて、長い道だけの見晴らしの良い一本道になる。
晴れた日、見晴らしの良い道を走りながらすることといえば、一つ!
シング・ア・ソングですね。
町中ではあまり大きな声で歌えませんしね。
ドイツには日本のようなカラオケもないので大声で歌う機会もありません。
声がかれるほど歌いました。
というか、このために自転車使っていると言っても良い。
フランクフルトに着いたのは二時間後。途中いくつか町も通りました。
ドイツは、割と町がはっきりしていて、
町→なにもない一本道→町→・・・・
というかんじになっています。おもしろそうなお店もあって今度また行ってみようと思います。いつも使う電車からは見えないですからね。
そんなこんなで、フランクフルト。
イースターともあって人が超多い。
イースターは朝起きて、庭に隠されている色の付いた卵を探すという謎の風習があるんですが、町にはそんなグッズが結構売っています。色の着いた卵や、イースターにでてくる動物(ウサギや羊など)。子供には、卵以外にもおもちゃなんかも隠す人もいるみたいで、日本で言う節分とか、こどもの日のようなイメージもあるかもしれません(子供的に)。
とまぁ、雰囲気だけみたかっただけだったので、特にする事もなく、また自転車で帰宅。
していたんですが、前輪の様子がおかしい。
中古なので気にしてなかったんですが
しばらく走っていると、やっぱりさっきと違う。
パンクしてました。
というか、パンクしました。
そこは、一度山道をぬけた知らない町。歩いて引き返すには少し遠い。
慌ててグーグルマップを見ると、近くに駅が!
ドイツでは、公共機関(バスや、電車)に自転車をのせるのは一般的。車内にも置くスペースが確保してあります。使わない手はありません。
自転車を押して駅に着くと、寂れた駅が!あったんですが、線路に雑草がやばい。電車だと、あらぬ方向へ言ってしまいそうな気がしたので、
結局バスを見つけて知っている駅まで行き、無事帰還。
ドイツの学校の多くは、地区内の公共機関が無料で使えるチケットが学生証についている。もし道に迷って行き先の分からないバスでも安心して乗る事が出来る。ダメ元でも無料でどこかへ行けますからね。学生は本当に優遇されています。
学生証が無かったら30キロ。自転車押して徒歩。果てない一本道。
ちょっとゾッとしますね。